投稿日:2021.02.17
卒業式までのカウントダウンカレンダー(あと22日)
2月17日(水)。卒業式まであと22日です。
今,五年生は国語で伝記を使った学習をしています。六年生の皆さんも学習したと思いますが,「手塚治虫」を覚えていますか?
【偉人達に共通していたこと】は,何でしょうか?
今回,話の中に登場するのは,手塚治虫ではなく,国語の教科書の巻末にあった「宮沢賢治」です。図書室にも関係する本がたくさんあるので,読んだ人も多くいることでしょう。
『雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル...』
これは,「雨ニモマケズ」という宮沢賢治の詩の冒頭部分です。この詩は,賢治がどんな姿を理想としていたのかが分かる内容で,時代を超えても我々の心に強く響きます。私はこの詞が大好きです。困難に挫けそうになった時,思い出すことで力をもらえるからです。
また,この詩の不思議なところは,読むときの自分の状態で感じ方が違うところです。学生の頃は,冒頭の部分から「苦しいことがあっても,我慢強く生きるべき」と思っていました。最近は,『ほめられもせず,苦にもされず...』という部分が心にしみるようになりました。
さて,五年生は今,学級に置いてある様々な偉人の伝記を夢中で読んでいます。そして,偉人達の生き方に触れ,その確固たる信念に感動しています。六年生の皆さんも,去年この学習をしたとき,同じ気持ちだったのではないでしょうか。
【偉人達に共通していたこと】,分かりましたか?
【結果に左右されず,常に学び続け,周りの環境や人に感謝し,努力を惜しまず,自信をもって】
歩んでください。六年生のみなさん,ご卒業おめでとうございます。 (キメツの合間)