大和町立吉田小学校

大和町立吉田小学校校舎

お知らせ

投稿日:2019.06.13

「JFAこころのプロジェクト」による「ゆめせん」 授業(4・5年)

 6月12日(水)5・6校時に4・5年生対象に「ゆめせん」の授業が行われました。これは「JFAこころのプロジェクト」が主催しているものです。

「JFAこころのプロジェクト」は、子どもの心身の健全な成長に寄与することを目的に取り組んでいる活動で、Jリーガーやなでしこジャパン、日本代表として活躍している新旧選手が「夢先生」として小学校の教壇に立ち、「フェアプレー精神」や「夢を持つことの素晴らしさ」、「それに向かって努力することの大切さ」、「失敗や挫折に負けない心の強さ」を子どもたちに伝えているものです(HPが詳しいです。興味のある方はこのキーワードで検索して,ご覧ください。)。

◆前半「ゲームの時間」35分(体育館) 体育館(講堂)で、夢先生と子どもたちが、協力して様々なゲームを行う時間です。 みんなで体を動かすことにより緊張をほぐしながら、クラス全体に「協力すること」、「思いやりの心」、「全力で取り組むこと」「ルールを守ること」などの大切さを伝えます。

 今回の夢先生は元ボブスレーの日本代表選手の桧野 真奈美さん(2006年のトリノオリンピックや2010年のバンクーバーオリンピックに出場した方)。そしてアシスタントとして小林弥生さん(元女子サッカー選手。2度のFIFA女子ワールドカップ、2004年のアテネオリンピックに出場)。お二方をお迎えしての授業でした。

 子供たちは体育館で普段の体育の授業とは少し違うゲームをして楽しみました。「だるまさんが転んだ」のような遊びをするのですが,一人一人ではなくみんなが手をつないでやるのです。一人でも動いたらやり直しです。どうすれば,全員がゴールできるのか,みんなで知恵を絞って作戦を考えます。桧野さんからもアドバイスをもらいながら,何度も何度も挑戦していくうちに,子供たちの表情がどんどん真剣になっていくのを感じました。友達が失敗すれば,励ましたり,どうすればよいかアドバイスしたり等,遊びを通して「協力する」ことや「相手を思いやること」などを学んでいく様子を見ることができました。DSCF0332.jpgDSCF0383.jpg

◆後半「トークの時間」55分(教室)教室で、夢先生が「夢曲線」を黒板に描きながら、自身が困難を乗り越えて夢に挑戦した体験を話し「夢を持つことの素晴らしさ、それに向かって努力することの大切さ」などを子どもたちに伝えます。

 教室では,桧野さんが,小さい頃から夢をもち,スピードスケート,陸上,ボブスレーに取り組んでいかれるのですが,途中けがをしたことやオリンピックに急に出られなくなったことなど大きな挫折を味わいながらも,自分の夢を掴むまでの体験談を黒板に夢の階段を描きながら話してくださいました。それを真剣に聞き入る子供たち。「全力でやったときの失敗は次につながる!」,「本当の敵は自分!」,「1%でも可能性があればあきらめない!」,「本気で思っているから悩むんだ,あきらめていないから泣くんだ」,「悩むことは悪いことではない」,「1mでも1秒でも積み重ねていくと大きな力になる!」「言葉の力は大きい!」など心にずしんと響いてくる言葉がいくつもありました。子供たちも人を思いやることやあきらめず努力することを教えてもらったと感想に書いていたようでした。とにかく夢をもってそれに向かって頑張る姿がとても素敵だということを目の前にいる桧野さんを見て感じたのではないでしょうか。桧野さんの話を聞くことができて,子供たちに聞かせることができて本当に良かったと思いました。


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