投稿日:2024.12.05
みんなで話し合ってみよう・縦割り班でp4cに挑戦 ~12.3 全校道徳「わたしのせいじゃない」~
本校では、これまでp4c(フィロソフィー・フォー・チルドレン:子供のための哲学)という話合いの授業を、学年ごとに何度か行ってきました。コミュニティ・ボールという毛糸で作ったボールを使い、「ボールを持った人のみ話せる」「相手を傷つけることを言わない」「まだ話していない人にボールを回す」「話せないときはパスができる」という4つのルールがあり、テーマに沿って自分の考えを話していきます。
p4cを通して、「みんな自分の話を聞いてくれる」「自分の思いをみんなが大切に受け止めてくれる」と思える「安心・安全な集団づくり」を進めたいと思い、取り入れてきました。
今回、初の試みとして全校道徳を行い、縦割り班でのp4cに挑戦しました。最初に校長先生が「わたしのせいじゃない」という「いじめ」をテーマにした絵本を全体に読み聞かせ、その後、縦割り班に分かれて話し合いました。
縦割り班でじっくり話し合う機会は初めてだったので、最初は緊張した表情の児童もいましたが、一人一人が自分の考えを話すことができました。
「たたくのも悪いけど、黙ってみているのもよくない」「みんながたたいたからって、自分もしたのに、人のせいにしている」など、絵本の内容について、様々な考えが出され、とても感心しました。
子供たちから「縦割り班のみんなの考えを聞くことができてよかった」「もっと時間があればよかった」といった感想が多く寄せられました。今後も、みんなで話を聞き合う時間を大切にしていきたいと思います。